約二週間に渡り開催した『続 山を探す』展が無事終了しました。
ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました。
命が残した色。冬の色。
Instagramの更新を再開しました。
気が向いたら更新していましたが、何故かInstagramは更新が続かず。その理由として思い当たるところは色々あるのですが…。
そう言えば、こちらには書いていませんでしたが…。
最近、山のおみやげ「mt.souvenir」のクリエイターで写真企画室ホトリの室長であるsaorinさんと、写真家 川野のふたりでリトルレーベル「yamadori」を立ち上げました。saorinさんは都合さえ合えば共に登る山友で、そんな関係も既に4年。むしろ今まで何も無かったのが不思議なくらいですが、それには個人的理由がありました。
思うところあり、アーティスト・ステートメントを見直していた。
私が残したい写真を適切な言葉で言い表すなら何だろう?と考えていたとき、「遺伝的記憶」という言葉がふと思い浮かんだ。
山を作品の対象としはじめたときから「遺伝」という言葉にひっかかりを覚えていたのだけど、釣りでいう「バレる」のように、一度針に掛かっていた魚は針から外れ、逃げられたまま時が過ぎていた。
そのバレた魚を呼び戻すようにもう一度言葉の海へと針を垂らし、浮かんできたのが「遺伝的記憶」だった。遺伝子に刻み込まれた記憶をトリガーにシャッターを切っているのではないだろうか?と、感じる出来事があったからだ。
春の花が咲き乱れる初夏の公園に、黄色の風船が現れた。
あまりに突然に。そしてドラマチックに。
持ち主のいない黄色の風船がそこにあるというだけで、日常の景色が非日常的に感じられた。まるで異空間、または時空の歪みを見てしまったような。
そう思った瞬間、私の足は風船を追いかけていた。
…と、ここで少し話は変わり。
久しぶりに花を撮りたくなった。
藤岡亜弥さんの「花のゆくえ」、そしてmimiさんの「Can’t Say Goodbye.」、両写真展を拝見した影響によるもの。
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思考の視覚化。
考え事していたら焦がしてしまっただけなのだけど。
どんな高級食パンより美味しいと思っているサミットの「ダン・ブラウン」食パンを焦がしてしまったことがとてもショックだった。だけど、あまりに見事な焦げ具合と異様な姿に、不思議と写真に残したい衝動に駆られた。
なぜ、そう思ったのかと言うと…
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