会場に入り、右手の順路から進むと、壁一つおいて開かれた写真集が置かれています。こちらがこの展示のステートメントになります。
ステートメントとは、作品の説明書と言われ、作品の理解を補助する役割を果たす文章になります。通常はハレパネなどで掲示されていることが多いので、「あ、写真集か。宣伝物かな?」といった具合で素通りされる方が多いです。
それなのになぜ、写真集の1ページをステートメントに利用しようと思ったのかというと、一冊の本を読む感覚で展示をご覧頂きたいと考えたからです。
これは、表裏の話 第二話「あとがき」でも書いた「読後感」につながる伏線を張っているとも言えます。
そのようなわけで素通りせず、ぜひ一度「開かれた写真集」の前で立ち止まってみてください。
川野恭子 写真展「続 山を探す」
会 期 2022年1⽉13 ⽇(木)〜 1月27⽇(木)
会 場 CO-CO PHOTO SALON 東京都中央区銀座3丁目11-14 ルート銀座ビル 4F
時間 11:00〜18:30 日曜日定休 (最終日17:00まで)
WEB https://coco-ps.jp/exhibition/2021/07/134/
※ 在廊日時はTwitterなどでお知らせします。