運命

山に行くことについて、家族や近しい友人からはとても心配されるけど、死にに行くわけではない。そのことをある出版社の社長にお話ししたら「山は体を清めに行く場所」と仰った。個人的には、山は生と死をリアルに感じることで自分と向き合う場所だと思っている。結果的にそれは精神的・肉体的デトックス作用につながる。

山は死にに行くために登るのではないが、もし、運命というものがあるのなら、その場所やタイミングは山かもしれないし、そうでないかもしれない。普段何気なく流れてくるニュースのなかに「何故この人がこのタイミングで…」と感じることは多々にある。そこにはやはり、運命の流れを感じざるを得ない自分がいる。

自分の運命の河はどの様な流れなのだろう。