山の辞典展 終了のお知らせ

山とガス缶とコーヒーと。

山の辞典展が無事終了しました。
ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。
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山に興味が有る方も無い方も、たくさんの方に『山の辞典』を手に取って頂き、まさかの先行販売分がSOLDOUTになるなど、反響の大きさに驚くばかりです。

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会場に足を運んで下さいました皆さま、本をお買い上げ下さいました皆さま、版元の雷鳥社さん、編集者の谷口香織さん、デザイナーの川島卓也さん、挿絵を制作頂いた龍山千里さん、そして何よりこの企画に誘って頂いたyamadori相方saorinさんこと織田紗織さん、皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。

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長いこと活動していると、我々のアクションに反応して下さることが当たり前のことではなく、尊いことなのだと実感させられます。

“当たり前のことが当たり前ではないことに気づけるのが山。”

『山の辞典』のコラムの一文ですが、山での気付きが下界の自分にも大きく影響を与えています。

 

 

さて、山とガス缶とコーヒーと。
展示会場に在廊している間、OD缶を持ち込んで湯を沸かし、コーヒーを淹れて山気分を味わっておりました。

このガス缶は私の父が亡くなる前、「もう山に行けないから…」と譲られたものです。250缶は大きいので、いつもの山行では110缶を持参するのですが、今回に丁度良いなと使うことにしました。父への報告も兼ねて。

仏教では、故人は香りを食べるという考え方があり、線香の香りや供物の湯気などを食べると言われています。だからきっと、会場で淹れたコーヒーの香りも父に届いているだろうと。

好きで始めた山、父が好きだった山で、商業出版出来たことは本当に幸せなことです。重ね重ね、皆さまに御礼申し上げます。

これからも、山の感動を伝えられる活動を続けてまいりたいと思います。

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