昨日、作品作りのために後立山連峰を縦走した。現在取り組んでいる作品は特定の山域をテーマにしているわけではなく、イメージに合う場所であれば正直どこでも良かった。条件としては岩稜帯であること、ガスが湧き出る天候であること、今まで登ったことのない山であること。この条件に当てはまったのが後立山連峰だった。結果として求めていたカットが撮れたのだが、今回の山行は直前まで迷っていた。出発前夜まで天気予報を睨み続ける。自宅から登山口である扇沢までは時間もかかるし、旅費もそれなりだ。天候により撮れないことのほうが余程多い。だけど、今回は山に呼ばれている気がした。そして、山は確かに呼んでいた。
Kyoko Kawano
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