思考の視覚化。
考え事していたら焦がしてしまっただけなのだけど。
どんな高級食パンより美味しいと思っているサミットの「ダン・ブラウン」食パンを焦がしてしまったことがとてもショックだった。だけど、あまりに見事な焦げ具合と異様な姿に、不思議と写真に残したい衝動に駆られた。
なぜ、そう思ったのかと言うと…
「考える」という目に見えない行為が、物質に現象として転化および視覚化されたことが面白いと思ったから。空即是色のような。杉本博司の「THEATERS」が劇場における時間を写真に転化したのなら、私は思考をパンに転化した、と言えそうな気がして。
写真一枚で何かを語るって難しいけど、やっぱり面白い。