YAMAP MAGAZINEにて、
「役行者の足跡を訪ね、葛城修験を歩く文化系登山 |友ヶ島・金剛山・御所市」
の撮影を担当しました。
役行者と聞いて、「誰?」と思う方もいらっしゃるのでは。
今回紹介の記事には、
”修験道の開祖と伝わる7世紀後半(飛鳥時代)の山岳修行者であり、鬼神を使役したとも、多くの奇跡を起こした”
と紹介されています。
山に登ったことがある方は、仏教や神道などの何かしらの要素…例えば、御神体としての岩や木だったり、お地蔵様などを山の中で見かけたことがあると思いますが、日本古来の山に対する信仰に宗教的要素が加わり、発展していったのが修験道と言われています。
今年のはじめ「続 山を探す」という写真展を開催したのですが、この作品の軸に「山岳信仰」がありました。なので、今回の取材は山岳信仰、そして修験道を体験をもって知ることができるという点で、ご縁を感じずにはいられませんでした。
とはいえ、「修験って言われても…難しそう」という印象は拭えません。実際、本を読んでも宗教や神道は範囲が広すぎる上に言葉も難解です。ですが、神様や仏様が山とどのような関係があり、人々にどのような影響をもたらしてきたのかは少なからず興味があると思います。
役行者ってどんな人?
役行者が修行した葛城の山ってどんな山?
神様や仏様との関係は?
私も葛城の山を歩いてみたい!
…など、少しでも興味関心が湧いた方はぜひご高覧頂きたいです。文化系アウトドアライターの武藤さんが分かりやすく解説して下さっています。
「役行者の足跡を訪ね、葛城修験を歩く文化系登山 |友ヶ島・金剛山・御所市」
ちなみに私は、「宇宙皇子」という歴史ファンタジー小説から役行者の存在を知りました…懐かしい。
ここからは、ご一緒した武藤さんに惚れた話になりますが…。
武藤さんとロケでご一緒する前に、他の執筆された記事も拝読していたのですが、その時から「武藤さんって凄い方だわ…」と感動していました。何が凄いって、深堀り&妄想が過ぎること!!今回の記事と比べると、武藤さんらしさ全開のこちらの記事もご覧頂きたいなと。葛城修験の理解がより深まります。
個人的に、武藤さんの妄想気質がいかんなく発揮されていると感じたのはこちら。
「丹沢大山と石の女神と江戸男 | フカボリ山の文化論 第6回」
知識を持つ人から知識を伝え聞くだけでも楽しいですが、そこからさらに想像を膨らませてお話されるので、「それで!?どうなるの!???」と、「日本昔ばなし」を聞いているような感覚なのです(実際昔ばなしなのですが)。
そのようなわけで今回の記事は素晴らしいので、ぜひご覧くださいませ。
YAMAP MAGAZINE
「役行者の足跡を訪ね、葛城修験を歩く文化系登山 |友ヶ島・金剛山・御所市」